短く平らな鼻と丸い瞳がチャームポイントのペキニーズは、愛嬌溢れる見た目が魅力的な犬種です。
この犬種は「短頭種」と分類され、顔が短いのが特徴的。
ペキニーズと似た特徴を持つ犬種も存在し、これらの犬種には共通点が多く見られます。
この記事では、ペキニーズに似ているかわいい犬種を2つ選んで紹介します。
短頭種の犬たちの魅力を再発見していただけると嬉しいです。
たまらないかわいさ!鼻ぺちゃ犬のチャーミングな特徴
鼻ぺちゃ犬の魅力は、「短い鼻」「丸く大きな目」「子犬のようなかわいらしい顔」という3つです。
これらの犬は、鼻と目が近くて、横から見ると平べったい顔が「何かにぶつかった?」と思わせるほどです。
加えて、顔のしわやたるみが、いつも少し悲しそうに見え、それが彼らの可愛さを一層引き立てています。
口を開けば、笑っているかのような表情を見せることも、鼻ぺちゃ犬が広く愛される理由の一つです。
ペキニーズに類似の犬種とは?
ここでは、ペキニーズと似た特徴を持つ犬種に注目していきます。
ペキニーズに外見が似ているとされる犬種には、シーズーや狆(ちん)などがいます。
これらの犬種は、原産地が中国や日本であり、外見のみならず他の点でも似ています。
続いて、これらの犬種の起源や性格の特徴について詳しく紹介していきます。
ペキニーズ
ペキニーズは、太くて短い足にふさふさの長い毛が特徴で、体を揺らしながら歩くその様子は「ローリング」とも表現されます。
この犬種の原産国は中国で、長い間中国の皇帝に愛され、貴族的な存在でした。
宮廷以外での飼育が許されなかったため、一般の人々にはあまり馴染みがなかったとされています。
体形は体長が体高よりも長く、幅広い形をしており、平均体重は約5.4キロ、体高は約25センチです。メスはオスよりもやや大きいことが多いです。
性格は冷静で賢く、独立心が強いため、しつけには忍耐が求められます。
また、飼い主の誘いを無視して一人で遊んでいるかと思うと、突然甘えてくるなどの一面もあります。
被毛はダブルコートで、年に2回は抜け毛の時期がありますので、その時期は特に丁寧なケアが必要です。
定期的なブラッシングと月に一度のトリミングをお勧めします。
シーズー
シーズーは頑丈な四肢を持ち、抱き上げると見た目以上に重さを感じます。
この犬種の歩き方は「モンローウォーク」と称され、お尻を左右に優雅に振りながら歩く姿が魅力的です。
原産国は中国で、ラサ・アプソとペキニーズを掛け合わせて生まれたとされています。
清朝末期には中国の宮廷で大切にされ、世界各地に広まった後も多くの人々に愛されています。
シーズーは体重が4.5〜7キロで、小型犬ですが抱き上げると結構重いです。
全身を覆う長い毛と、前足に比べて細い後ろ足が特徴的です。
性格はおとなしく甘えん坊でありながら、プライドが高く頑固な面も持ち合わせています。
見知らぬ人に対してはあまり親しげにせず、いたずらや無駄吠えも少ないため、比較的しつけがしやすい犬種です。
ダブルコートですが、抜け毛は少ない犬種です。
カットしないと伸び続けるため、定期的なトリミングが必要です。
狆(ちん)
狆(ちん)はペキニーズやシーズーよりもやや小さく、その細い足で軽やかに歩く様子が魅力的です。
尾は軽く羽のように揺れ、基本の毛色は白に、顔、体、尾には黒や茶色の斑点が特徴的です。
日本原産の狆は、意外にも国内での飼育数が少ないです。
この犬種の祖先は朝鮮から来たとされ、日本の歴史の中で長く人々と共に生活してきました。
特に江戸時代、徳川綱吉の治世の間、江戸城で大切に飼育されていたことで知られています。
また、ペリーがアメリカに持ち帰ったことから、国際的にも知られるようになりました。
体重は2〜5キロ、体高は23〜25センチという小型犬で、その小さな体が名前の由来です。
鼻ぺちゃ顔がペキニーズに似ていますが、目が丸く少し離れているのが特徴です。
性格はおとなしく、優しく、飼い主に対して深い愛情を持っています。
愛されることを好む反面、見慣れないものに対しては恐怖を感じやすいので、子犬の頃から多様な環境に触れさせることが推奨されます。
被毛はシングルコートで、直毛のシルクのような柔らかさを持ち、抜け毛が少ないため、手入れがしやすいですが、定期的にブラッシングをして毛玉ができないよう注意が必要です。
ペキニーズに似た犬種の特徴とその比較【まとめ】
今回の記事では、鼻ぺちゃ犬種が共有する特徴や、ペキニーズに似た2犬種を紹介しました。
これらの鼻ぺちゃの犬種は、毛だけでなく顔の手入れも非常に重要です。
かわいらしい顔立ちと整った外見を維持することは、飼い主にとって重要な役割です。
ペキニーズ、シーズー、狆は見た目だけでなく、性格も似ており、その愛らしさが人々に愛される大きな理由の一つです。
これらの犬種の魅力と愛される理由を感じ取っていただけたら幸いです。